こんにちは。
今回は減価償却費について書きたいと思います。

減価償却とは所有している固定資産(機械設備や車など)が経年劣化や
摩耗によって価値が減少した分を一定期間に分け、費用として計上していくことを言います。

例えば、新車を買ってしばらく乗っていると、当然価値も減少し売却時の価格も下がりますよね。
売却までの間に費用が計上されていなければ、売却時にまとまって費用が計上されてしまうことになり収益と費用のバランスが悪くなってしまいます。

そこで両者の整合性を保つために減価償却という考え方が用いられます。

ものによって償却(価値がゼロ)になるまでの期間が定められており、
一定のルールに従って計上していきます。

固定資産を取得(購入)した時は現金で支払いを済ませているはずなので
その後の期間は現金の支出はありません。

減価償却として計上した分だけ資金は貯まって増加していくというイメージです。
結果として資金調達しているのと同じ効果があります。

一方、土地は固定資産ではありますが、使用しても、経年劣化もしないと
考えられているため、減価償却は適用されません。

生産量の増加や労働時間の短縮など生産性の向上が実現できれば投資は効果ありと判断できますが、
同時にまとまった資金が固定化してしまうため資金繰りにリスクも伴います。

リスクとリターン、メリットとデメリットを把握した上で計画的な投資を実行していくことが大切です。