こんにちは。
今回は在庫について書きたいと思います。

在庫の性質

経営する上で「在庫」を考えた時に少なすぎても多すぎてもよろしくありません。

販売面から考えると、在庫が少なすぎると欠品を起こしてしまい、本来、販売できたものもその機会を失ってしまうので在庫は多いに越したことはないと考えがちです。

しかしながら、一概にそうとは言えません。

在庫の数量と与える影響について簡単にまとめてみます。

在庫が少なすぎると(僅少在庫)

欠品の可能性が高まる

消費者の立場で考えると店に買い物の行き、欲しかった商品が売り切れてしまっているとその店に対する満足度自体が下がってしまいます。
日用品などでは他店に顧客が流出するおそれがあります。

在庫が多すぎると(過剰在庫)

キャッシュフローの悪化

在庫に資金が投下されている状態(仕入済)なので売れるまでは投下分を回収できていないため財務を圧迫します。

商品の品質劣化

在庫としての期間が長くなればなるほど商品の品質劣化の可能性が高まり、食品などでは廃棄せざるを得なくなり原価分すら回収できなくなるおそれがあります。

在庫の管理コスト増加

管理する在庫が多い程、人件費や保管料などのコストが増加します。

適正在庫の考え方についてはまた別の機会に書きたいと思います。