入札制度

入札とは、国や地方公共団体といった工事の発注者が工事の受注を希望する企業との間で結ぶ契約方式のひとつです。一定の条件の下で受注希望者を募り、希望者の中から発注者の評価が最も高い相手と契約を行うことになります。
入札の方式は大きく分けると一般競争入札と指名競争入札の2つの制度があります。

一般競争入札

発注者が予め、発注する内容を公告し、一定の条件を満たした入札参加希望者を募って競争入札を行う方式

指名競争入札

入札参加希望者の規模施工能力施工実績等の一定の基準によりABCDといったランク分けが行われ(これを格付け順位付けと呼びます。)一般的には格付けが上位であればあるほど工事金額の大きな工事の入札に参加できます。
発注者は案件に対応できる施工能力を有する業者を参加希望者の中から複数選定し、各々に参加希望の確認をし、参加希望者間で競争入札を行う方式

公共工事においては大部分が指名競争入札方式で占められています。
指名競争入札に参加するためには発注者の名簿に参加者として登録されている必要があります。この手続きを入札参加資格登録と呼びます。

随意契約

入札とは少々異なりますが、特定の形式や手続きを必要としない契約のことを随意契約と言います。契約当事者双方の合意があれば、口頭や書面など、任意の方法で契約を締結することができるのが特徴です。