こんにちは。
前回、個人情報保護法の改正ポイントについて書きましたが現行の個人情報保護法についても簡単に
触れておきたいと思います。

個人情報保護法とは

その名のとおり個人の「情報」を保護することを目的としています。
個人情報とは?
大きく3つに分類できます。

生存する個人に関する情報であること

一見、死者の情報は該当しないかのように見えますが、生存する個人に関係がある死者の情報は
個人情報に該当します。
例えば、死者に関する情報である相続財産の情報の中に相続人の氏名の記載があるなど、相続人を識別することができる場合には死者に関する情報であると同時に、遺族に関する情報でもあるため個人情報に該当します。
また、医療の現場においては生前のカルテの基本情報を主に、診療記録・手術記録・検査記録なども含まれると解されています。

特定の個人を識別することができるもの

住所・氏名・生年月日・性別などが該当します。
連絡先としてのメールアドレスは単なる数字の羅列なので個人を特定できる情報とは言い難いですが、[会社名][氏名]@~のように会社に所属する個人を特定できるような場合は該当するとされています。
当然に、これらには顧客だけでなく従業員の情報も含まれます。

他の情報と容易に照合することができるもの

趣味や年齢などは単独では個人情報とはいえませんが、そこに氏名が加わると個人を特定できる情報として個人情報に該当します。
また、名字や勤務先などは単独では個人を特定できませんが、セットで考えると特定できるような場合です。