こんにちは。
今回は資金使途について書きたいと思います。
大きく分けると2種類あります。
両者は性質が異なり、審査におけるポイントも異なってきます。
運転資金
事業での仕入れ、各種経費、買掛金・支払手形の決済など営業においての一般的に必要な資金を指します。
事業を動かししていく上で継続的に発生する費用であり、下記の設備資金に該当しないものです。
従業員の給料、月々の家賃、光熱費、通信費、雑費など
設備資金と違い見積書は不要ですが売上と売上原価、経費
そして必要な資金とが整合性がとれるように事業計画書によって示す必要があります。
運転資金の融資額の目安は3カ月~4カ月分が目安となります。
設備資金
事業で購入を予定している設備(もの)のうち特に減価償却できるものを指します。
すなわち財務諸表上、固定資産とされるものです。
設備資金で融資を受ける際はその設備の見積書が必須になります。
商品カタログやチラシなどで代替えできるケースもあります。
有形のものだけでなく無形のものも含まれます。
有形のものとしては土地、建物、機械、10万円以上の備品
無形のものとしては営業権、特許権、ソフトウェア
設備資金は設備の購入・投資にのみにしか使用できません。
見積書により、相場が概ね把握できるので設備資金は運転資金に比べ借りやすい。
事業計画書に書いて提出したもの購入しなかったり、別のものを購入するのはルール違反です。
両者の資金の違いを理解し、適切な使途、金額を導き出すこと大切です。
これを怠ってしまうと、もっと多く借りれる可能性があったものもダメになってしまいます。