こんにちは。
今回は融資と情報の関係について書きたいと思います。
金融機関は基本的にお金を貸し出してナンボなので、可能ならば貸し出したいのです。
しかし、見ず知らずの人にはそうはいきません。
リスクが大きすぎるのです。
そこで、申込者の情報をできるだけたくさん集めようとします。
たくさん情報があれば、それだけ融資のために有益な情報に繋がる可能性が高まります。
情報と言えば決算書などの財務に関するものと考えがちですが、なにも
それだけではありません。
決算書などの情報は過去から現在までのものであって、結果にすぎません。
それが数値となって目に見えるようになっているだけです。
客観的なものであり、誰が見ても同じであるという点においては
優れていますが、決算を終えた以上は変えることができません。
一方、「従業員のもつノウハウ」「会社の仕入先・顧客」「特許」「ブランド」「ビジネスモデル」などその会社独自の情報というものがあります。
強みといった方が分かりやすいかもしれませんね。
これらは受取側の解釈によってプラスに作用する度合いが変わってきます。
最近では「知的資産経営」なんて言葉が使われたりもしますが、これらは数字では計れない資産のことで、会社の競争力の源泉となるものです。
会社独自の知的資産を認識し、組み合わせ、活用していくことで収益をもたらすというストーリーを金融機関にうまく伝えることができれば融資の確立は高まります。
まずは自社の強みを探してみましょう!