経審の審査項目
経審は経営規模等評価(X点、Z点、W点)と経営状況分析(Y点)から成り立っています。
総合評定値(P点)はX点、Z点、W点、Y点の結果により算出した各項目を総合的に評価することにより導き出されます。
X点、Z点、W点は許可行政庁に対し申請を行い、Yは財務諸表を専門的に分析する必要があるため、国土交通大臣の登録を受けた分析機関に審査が委ねられています。
審査項目は次の6つに大別されます。
経営規模(X1、X2)
工事種類別年間平均完成工事高、自己資本額、平均利益額
技術力(Z点)
工事種類別の技術職員数、工事種類別年間平均完成工事高
その他審査項目(社会性等)(W点)
経営状況分析(Y点)
外部機関に審査を委ねる経営状況分析(Y点)には下記の8つの指標があり、審査項目となっています。
審査項目 | 財務指標 | 記号 |
負債対抗力 | 純支払利息比率 | X1 |
負債回転率 | X2 | |
収益性・効率性 | 総資本売上総利益率 | X3 |
売上高経常利益率 | X4 | |
財務健全性 | 自己資本固定資産比率 | X5 |
自己資本比率 | X6 | |
絶対的力量 | 営業キャッシュフロー | X7 |
利益剰余金 | X8 |
純支払利息比率と負債回転期間は数字が小さいほど経営状況が良好であることを示し、それ以外は数字が大きいほど経営状態が良好であることを示します。