こんにちは。
今回はセーフティーネット保証について書きたいと思います。
以前も似たような記事を書きましたが、両者の違いについて比較しながら改めて書いてみように思います。
新型コロナとセーフティーネット保証
新型コロナのあおりを受けて、資金繰りが苦しくなっている中小企業や小規模事業者が増加していることを受けて、政府は先月28日、セーフティネット保証4号を発動させました。
この4号は本来、災害等が発生した地域や場所に限定され実施されますが、今回の新型コロナは全国的に影響を与えてることから地域を限定せず日本全域を対象としています。
4号と5号
4号 突発的災害(自然災害等)の発生に起因して売上高等が減少
5号 業況の悪化している業種
売上高の減少
認定要件として売上高の前年同月比の減少がありますが4号は前年同月比20%以上減少していること、5号は前年同月比5%以上減少していることが求められます。
対象
4号は災害等が発生した地域や場所を対象とし、業種は限定していないのに対し、
5号は業況が悪化している業種の指定があります。
保証率
4号は借入全額保証されるため金融機関を選ばず引き受けてもらえそうですが、5号は借入の80%とされているため関係の薄い金融機関や面識のない金融機関では引き受けてもらえない可能性があります。
全国の信用保証協会においてセーフティネット保証4号の事前相談を受け付けています。