こんにちは。
今回は資本金について書きたいと思います。
資本金の意味
会社を設立する際には資本金を決定する必要があります。
個人事業にはない会社独特の概念であり、会社の規模を示す指標となります。
資本金として出資されたお金は会社の事業の運営にあてられます。
会社法施行以前は株式会社設立に1000万円、有限会社で300万円必要でした。
現在は資本金の規制は撤廃され、最低1円で会社設立が可能となりました。
法人成りも含めて会社を設立する目的には対外的な信用をアップさせるためという
理由が一番多いような気がしますが、以下の点についても検討する必要があります。
税金面
資本金を1000万円以上に設定すると、消費税の免除措置が受けられなくなります。
しかしながら、1000万円未満で設定しておけば消費税が2年間免除されます。
※第1期と第2期(第1期における事業年度開始の日から6ヵ月間の課税売上高もしくは給与額が1000万円以下の場合)
顧客ターゲット
BtoBビジネスでなく、取引先や顧客が資本金の額をあまり気にしない様なビジネスモデル(屋号で勝負する飲食店や美容室など)ならば
資本金が少額でも特段問題ないでしょう。
許認可
許認可も中には資本金額が要件となっているものがあります。
建設業許可500万円以上
有料職業紹介事業500万円以上
派遣業許可2000万円以上 ※純資産
まとめ
資本金は1000万円未満にするのがベター。
事業に何らかの許認可が必要な場合は資本金要件の有無と金額を確認しておくことが肝心です。