こんにちは。
今回は会社の目的について書きたいと思います。

そもそも、会社の目的とは、その会社がどんな事業を行っていくのかを表現したものです。
会社が事業を行う時、この目的としている範囲で活動することになります。

会社設立の際に使った定款によって定められます。
この「目的」を考えるにあたっては以下の点がポイントになります。

会社の目的

適法性

会社を運営していくにあたり、公序良俗に反する内容を目的とすることは認められません。
例えば麻薬取引や賭博などといったものはダメ

営利性

会社はボランティア(慈善事業)ではありません。売上を上げ、利益を生み出し、
それを出資している株主に配当するために活動しています。
つまり、営利追及が前提です。

明確性

会社の目的は経営者や内部の者だけが把握していればよいのではなく、誰がみても理解できるような
内容になっていなければいけません。
専門用語や業界用語など一般の人が知らないような文言は認められない可能性があります。

注意点

・すぐに行う予定がない事業でも、将来の展望として考えているものや可能性があるものについては予め目的に入れておく。
・許認可が必要な事業については目的に入れておかないと、許可取得ができない場合がある。
・融資を受ける際も、原則的には目的に入っている事業が対象になる。
・目的の数は多くても10以内にしておく。
・最後には「前各号に附帯または関連する一切の業務」という一文を必ず入れる。

以上になります。
それではまた!